さて、いよいよこの展覧会の中心となる、ミン ウォンのビデオインスタレーションの登場です。それと関連して、シンガポール最後の映画看板絵師ネオ チョン テク氏の看板絵が展示されています。最初の展示室では、下のポスターを描くネオ チョン テクの様子を記録したドキュメンタリービデオ(監督シャーマン オン。その他のドキュメンタリービデオも彼が監督)も見られます。コロンブスの卵的テクニックが使われていて、ちょっとびっくりでした。 <ネオ チョン テク(デザイン:ミン ウォン)「Four Malay Stories」 カンヴァスにアクリル 2009年> 原美術館1階の<CINEMA 1>で上映されているのがこの「フォー マレー ストーリーズ」で、4本のマレー語映画を取り上げたものです。マレー語映画は1972年までシンガポールで製作される一方、1960年からはマレーシアのクアラ・ルンプルでも製作が始まり、