【ワシントン=勝田敏彦、ニューヨーク=山川一基】反政府デモが続くエジプトで、唯一サービスを続けていたインターネット接続業者ヌーアが1月31日、サービスを停止し、同国内ではインターネットがほぼ完全に利用できなくなった。一方、市民の情報発信・交換を助ける国際的な支援の輪も広がってきている。 エジプトでは28日未明からほとんどのインターネット接続が遮断されているが、インターネット関連の米調査会社レネシスによると、エジプト時間の31日午後11時ごろから、ヌーアとインターネットとの間の接続が相次いで失われ、エジプトはネット空白地帯になった。 同国内のネット利用者の8%が使っているヌーアがこれまで遮断されていなかったのは、証券取引所など経済に影響を与える顧客がいるため、などとうわさが流れているが真相は不明だ。 またレネシスによると、欧州とアジアを結ぶインターネット回線はエジプトを通っており、特に