原因となるアレルギー物質を調べるためにいくつかの検査があります。 特異的IgE抗体検査 さまざまなアレルギー物質のIgE抗体が血液中にあるか調べる検査です(IgE抗体については「アレルギーとは」の項目を参照してください)。 現在、IgE抗体が測定可能なアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因となる物質)は200種類以上あります。アレルゲンは1種類ずつ測定できますが、保険診療では1回に測定できる項目数に上限があります。また、1回に決められたアレルゲンを複数個測定できる試薬もあります。測定すると、それぞれのアレルゲンに対するIgE抗体の測定値とクラスという分類で結果が出ます。クラスは0~6の7段階で表記されており、クラス0が陰性、クラス1が偽陽性、クラス2~6が陽性と判断されます。 血液検査だけで調べることができるため簡便ですが、IgE抗体は症状がなくても検出されることがあります。症状がない