オルマの靴は繊細なフォルムとグラマラスなラインの融合とでもいおうか、なかなか日本人離れしたフォルムを生み出していて、パリのビスポークシューズのような薫りすら漂わせる。これにアリゲーターを乗せると、なんとも妖艶な色気が生まれる。特に手前のホールカットは圧巻の迫力である。ビスポークのみで、納期は初回1年~、2回目からは6カ月~。ビスポークは¥430,000 ~、アリゲーターは¥850,000~ Orma(オルマ info@orma-shoemaker.com) フィレンツェに工房を構えるイル ミーチョの深谷秀隆氏に10年師事したのは伊達ではない。魂が憑依したかのように、仕事に全集中しているときの島本 亘氏は、宇宙は自分ただひとりになり、力強い手の動きといい、一点に注がれる力強い眼差しといい、師匠にそっくりだ。 クラシックなのにオリジナリティがあり、新しいのにヴィンテージのような雰囲気を醸し出し