金儲けの方法なんて「安く仕入れて、高く売る」、もしくは「安く調達して、高く運用する」ただそれだけなのです。 誰でも知っていることです。 八百屋や魚屋は、誰に教わるわけでもなく、そんなことに気がついていて、実際のビジネスに使っています。 しかし、ちょいと頭がよくて、ファイナンスの勉強などをした人は、この本質を忘れてしまうのです。 不思議です。 たとえば、サラ金から資金を調達してビジネスをすることが、経済的に合理的な人も居ます。 どんな人だと思いますか? 簡単です。サラ金から資金を調達するときのコスト(30%弱)以上の、利回りを実現できるビジネスを持っているか、または探せる人です。 仮に、年率50%の利回りを期待できるビジネスを持っている人が居るとしましょう。(そんな人、めったに居ませんけれどね) この人の場合、すべての投下資本をサラ金から、30%の「資本コスト」で調達しても、儲かるわけです。