巨匠のアーカイブをベースに、三陽山長がもてる技術力を集結し製作 過去20年ほどのあいだで、ビスポークを含む日本の高級革靴は世界トップクラスの品質であることが、国内のみならず海外においても定説となりました。そして、こうした現状の礎を築いた最大の功労者として讃えられているのが伝説的靴職人、関 信義さん(1937~2020年)です。生前から天才と謳われた関さんが作る靴にはいっさいの破綻がなく、完璧で美しいその姿には超然たるものがあり、それを目の当たりにする者たちをひたすらに圧倒するオーラを備えていました。そして、三陽山長は前身の山長印靴本舗(2000年創業)時代から三顧の礼をもって関さんを起用し、オーダーメイドの製作を委ねたのです。 その三陽山長が去る11月23日、関氏が遺したアーカイブを復刻した3型(トップ写真)を「プレステージライン」からリリースしました。同ラインは「三陽山長」ブランド創設2