京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで起きた放火殺人事件で、同社は29日、1階で焼損を免れたサーバーから、原画や絵コンテなどをデジタル化していたデータを欠損なく回収できたことを明らかにした。代理人弁護士が毎日新聞の質問に回答した。同スタジオでは事件当時、新作の制作中で、紙類の資料はほぼ全損したが、デジタルデータが残っていたことで新作の継続など同社の復興が進む可能性がある。 サーバーがあったのは1階の音声収録室の隣の小部屋で上下四方をコンクリート壁に囲まれていた。1階は廊下部分が激しく燃え、各階の机やパソコンもほぼ原形をとどめていなかったが、サーバールームは焼損を免れた。サーバーは放水でぬれた様子もなく、貼り付けてあった付箋がそのまま付いた状態だったという。
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