読書感想文菊地正俊さんの新書。書籍外国人投資家の視点ですっかりファンでして、久しぶりの新書に即買いでした =)。内容は、近年のM&A関連を一通り網羅し検証していく流れでした。目新しさという点ではあまり面白みのある内容は少なく、これからの相場に生かせる内容は少ないな、というのが感想。流石に私も投資暦がそろそろ6年目に達しようとしているので、それなりに分かっている事が多く9割方、今までの復習という状況でした。私個人の感想としては読み応えがなく少々残念でした。とはいえ。これからM&Aについて調査するならこの書籍はお勧めできます。実際起こったM&A案件を数多く扱っており、その過程での特徴や問題点が整理されています。よく纏まっていると思いますよ。個人的に興味深かった点をピックアップ。建設業界は長年公共投資の減少から再編が期待されてきましたが、なかなか再編が進展しませんでした。建設業界は人件費比率が高