アメリカ第2位の富豪で政財界に大きな発言力を持つ投資家、ウォーレン・バフェット氏は、アメリカ議会与野党の最大の対立点となっている富裕層への増税の是非について、経済に及ぼす影響は限定的だとして必要性を訴えました。 アメリカでは、議会がこの年末までに何の手だても講じなければ急激な財政の引き締めが行われ、景気が崖から転落するように悪化するのではないかという懸念が広がっています。 この「財政の崖」の問題では、富裕層への増税を巡って与野党が歩み寄ることができるかどうかが焦点となっていますが、これについて政財界に発言力を持つ投資家、ウォーレン・バフェット氏が26日付けの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿しました。 この中でバフェット氏は、「増税によって富裕層が投資を控えるという考え方は間違っており、私を含めた富裕層は永遠に投資機会を追求するものだ」と述べ、経済に及ぼす影響は限定的だという考えを示し