本物の投資家ほど、実は利他主義であり、投資行動が未来を変える原動力になっている。『投資家が「お金」よりも大事にしていること』の著者であり、レオス・キャピタルワークス取締役CIOの藤野英人氏が注目するステキな投資家とは?片山 晃 / カリスマ個人投資家を経てベンチャーキャピタルを創業 65万円が25億円に増えても高級車買わない元「ネトゲ廃人」次代を担う、若き長期投資家も、徐々に育ってきている。「五月」というハンドルネームで知られる個人投資家・片山晃氏が、その筆頭格だろう。 個人投資家というと、「デイトレーダー」のように短期売買を繰り返しているイメージが先に立つが、片山氏の投資は、オーソドックスなファンダメンタルズ分析に基づいた銘柄選びが信条。現在33歳。山形県出身で、高校卒業後、大学をドロップアウト。専門学校も長続きせず、自分の部屋に閉じこもったまま4年間、インターネットゲームにはまった「ネ