久丸福は平成28年10月26日生まれの但馬牛。 小さい頃に肺炎になり子牛市場に出せなかった子でした。 そんな子牛だったからとにかく無理はさせず。牛の状態に合わせてゆっくり飼うことだけは決めていた。その甲斐もあったのか小さいながらも黙々と餌を食べ、誰が見ても文句のない肉牛になってくれました。 今流行りの長期肥育を狙ったわけでもなく、牛を見て出荷時期を決めようと見続けた結果、通常の但馬牛の出荷時期を8ヶ月以上越えての40ヶ月齢出荷になったんだよね。 久丸福を出荷しました。 40か月も一緒にいれば情も湧く。ましてや子牛市場で売れないくらい手のかかった子だから他の牛以上に思い入れはある。 だからと言って美味しく食べることが牛への供養なんだと僕は思わない。いつも言ってるけど「生きている間に何ができるか」。それだけだ。その先は食べてくれる人に何ができるか。それだけ。 そんな久丸福の格付けはA4-8。枝