非正規雇用、保育園不足が解消されただけでは、少子化問題は解決しそうもない。見えないところで蔓延しつつある少子化要因をご存じだろうか。 問いかけたのは、都内の学習塾に勤める女性。回答者は、小学6年生男子だ。 「一番キライなモノ、何」 「女子!」 このやりとりを傍で聞いていた中学1年男子が、小5男子の肩にやさしく手をのせ、「気持ちはわかるけど、敵にだけは回すな」となぐさめるように声をかけた。 2人とも、かなりの成績優秀者。テレでも、皮肉でもなく、どこまでもシリアスな光景であり、深刻さえただよわせていたという。 小学校時代に、男子 vs. 女子の対立は昔もあった。大抵は男子が女子に暴力をふるった。 男子が掃除をさぼる、デリカシーのない男子に、心を傷つけられて泣く女子という構図が通り相場だった。 ところが最近は、デリカシーのない女子の横暴に泣く男子という構図が多い。 「僕はちゃんと『
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