「君が仕事ができるのは、男だからだよ」 たぶん、これは私が今まで自分に向けられた中で最も性差別的な発言だと思います。東京で最後にバイトとして働いた会社でよく一緒に飲んでいた男性社員の言葉です。 この言葉、二重の意味で失礼だと思いませんか。まず「女は仕事ができない」という思い込み。しかもこれ、この人の奥さんも同席する前で言ったんですよ。女性に対して、ずいぶんな非礼です。奥さんはこの時どう思っていたのかなあ。そしてもうひとつは、私個人の能力ゆえにではなく「男性だから」仕事ができるのだという決めつけ。私が仕事ができたのはひとえに私という人間の努力の賜物なのであって、男性だからではない。 その時は、内心憤りを感じながらも喧嘩は好きではないので、怒りを飲み込んで黙っていました。まあのちに結局彼とは大喧嘩をすることになるのですが、それはまた別の話。ここからは、このエピソードのもやもや感を残しながら、読
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