竹田製菓(現・竹田本社)代表取締役会長の竹田和平(たけだ・わへい)さんが21日、名古屋市内の自宅で死去した。83歳。名古屋市西区出身。通夜は22日午後6時、告別式は23日午後1時半から名古屋市千種区千種2の19の1、いちやなぎ中央斎場で。喪主は長男・幸生(ゆきお)さん。幼児向けの菓子「タマゴボーロ」をヒットさせ、一時は100以上の企業で株主となる個人投資家としても知られた。 1952年に竹田製菓を設立。戦前から祖父が家業で作り始めたタマゴボーロの味を引き継いだ。菓子の製造で機械化を進め、大量生産に成功。60年代後半からのベビーブームで赤ちゃんの離乳食として全国的に人気となった。70年代には中高年向けの菓子としてウエハース「麦ふぁ~」も発売。タマゴボーロと並ぶ看板商品に育てた。86年に愛知県犬山市のテーマパーク「お菓子の城」を開いた。 一方、専門誌から「日本一の個人投資家」と評され、有望