「鳩サブレー」で親しまれる鎌倉市の豊島屋は今年3月、鎌倉市から、鎌倉市内にある材木座、由比ケ浜、腰越の3つの海水浴場のネーミングライツ(命名権)を得たが、それぞれの海水浴場に、新たな名前はつけないことを発表した。 応募最低額100万円のところ1200万円を支払う男気 そもそも鎌倉市がネーミングライツの募集をしたのは、年間5千万円ほどもかかる海水浴場の維持管理費を確保しようとしたため。 昨春、「年間100万円以上、原則3年以上」を条件に、市が命名権パートナーを募ったところ、地元で120年もの間愛され続けている「鳩サブレー」を販売する老舗菓子店の豊島屋が年間1200万円、10年間の契約で名乗りをあげた。 その後、市と豊島屋が各海水浴場の名前を公募したところ、応募総数393件のうち約1割が「正式名称のままが良い」という内容だったことから、豊島屋は15日、3つの海水浴場に名前をつけず、伝統あるこれ
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