インターネットサービスプロバイダ(ISP)のサーバからメールを取得するように普通のやり方で電子メールクライアントを設定するだけでは、十分に対応しきれない状況もある。たとえば、デスクトップPCの補助用にノートPCを導入している場合や、ときおりパートナーのコンピュータを使って自分のメールを読む場合だ。そうした状況では、自分が使うすべてのクライアントマシンでメールの同期を取るという課題にぶち当たる。POP3(Post Office Protocol)の代わりにIMAP(Internet Mail Access Protocol)を使うという手もあるが、その場合はすべてのメールをISPのサーバにためておく必要があり、それはそれで問題が残る。ここでは、自分のネットワーク上にメールの読み出しと保管用のサーバを1台セットアップすることで、メールクライアントが何台あってもメールを同じように扱えるようにする
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