おっぱい見たい女の子と見せたくない男の子の話です
うぉぉぉ……『放浪息子』が終わってしまった。 ぼくの一番好きなマンガの一つが……。 疎外 志村貴子の短編集『どうにかなる日々』には、中学生のとき家庭教師の男と性行為していた少女・琴子の話が出てくる。琴子は、陰毛が生えてくるので自分が「先生」に嫌われるのではないかと思い、逆に「先生」を告発して自分の目の前から消してしまう。「先生」との記憶が甘美だった琴子は、自分に陰毛が生えてくるたびに悲しくなる。 どうにかなる日々 新装版 ピンク 作者:志村貴子太田出版Amazon しかし、高校生になって、つきあっている男の先輩にそのことを話す。 先輩に先生のすべてを話した あたしの知ってる限りのすべてだけど そしたらなんだか先生が 先生がまるで 得体の知れない うす気味悪いなにかに 思えてくるので 不思議だった 自分の中から外に取り出され、生み出されたものが、やがて自分に対立し、自分にとってよそよそしくな
───りんちゃんのオナニーの話は、衝撃でした。 私屋:サービスシーンでもあるんですけど、特に子供の性の目覚めについての話は隠し立てしたくなくて……。というのも、昔、私が習った頃の保健体育の教科書に疑問がありまして。第二次性徴で女の子がだんだんおっぱいが大きくなって陰毛が生えて大人になり、そしていよいよさあ!とページをめくると……そこにはなぜか「胎児の成長図」があったんです。「その間はーー!?」って子供心に突っ込みました。 ───セックスがないんですよね。 私屋:嘘くさい!って。だから自分が本を出す側になったとき、それを隠すのはナシだろうと思いました。 ───自慰をする小学生の一般漫画ってまずないと思います。 私屋:それまでは単に先生をからかってやろうとしての「エッチしよう」だったのが、性の目覚めとともに意味が変わっていく、それは九重りんの成長を描くのに必要なプロセスでした。その部分を端折っ
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