――星野リゾートが運営する旅館、ホテルは、他社との違いを出す差別化戦略を追求しています。どこにでもある一般的ないわゆるコモディティ化をしないというわけですね。 我々のような運営会社は施設を所有したい人より少ないと話しましたが、そうは言っても、運営会社は世界にいっぱいあります。それがみんな同じような運営をしているんです。 もしも我々の運営手法が他と同じようなものだったら、投資家が我々を選ぶ理由はないですよね。だから運営手法がコモディティ化するのは非常に問題です。 特に我々が競合するのは、最終的にハイアット、リッツカールトン、ヒルトンといった外資系のホテル運営会社です。外資系運営会社との運営手法における差別化をどうはかるかというのは、我々の戦略の基本なのです。 ――やはり社員の意欲が高くないと、特徴を出すのは難しいのでは。 ええ、モチベーションもそうでしょうし、私たちのマルチタスク(
『新・観光立国論』が6万部のベストセラーとなり、山本七平賞も受賞したデービッド・アトキンソン氏。 安倍晋三首相肝いりの「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」委員や「日本政府観光局」特別顧問としても活躍している彼が、渾身のデータ分析と現場での実践とを基に著した『世界一訪れたい日本のつくりかた』が刊行された。 この記事の写真を見る 本連載では、訪日観光客が2400万人を超え、新たなフェーズに入りつつある日本の観光をさらに発展させ、「本当の観光大国」の仲間入りを果たすために必要な取り組みをご紹介していく。 右肩上がりで成長を続け、何の問題もないかに見える日本の観光が、実はまだまだ多くの改善点や「伸び代」に満ちあふれている。そのことをわかっていただくための具体的な例として、前回、日本には「5つ星ホテル」が28軒しかないという問題を指摘させていただきました。 外国人観光客が年間2900万人訪
1990年代を代表するストライカーで、元アルゼンチン代表FWのガブリエル・バティストゥータが、「今は歩くのが難しい」と衝撃の告白をした。FIFAのインタビューで明らかにしている。 1988年にニューウェルスでプロキャリアをスタートさせたバティストゥータは、1991年夏にフィオレンティーナへ移籍するとゴールラッシュを披露し、一躍その名を欧州中に轟かす。01年夏にはローマに移籍して、同クラブを18年ぶりのセリエA戴冠に導いた。その後、2005年にカタールのアル・アラビでキャリアを終えている。 アルゼンチン代表としても2度のコパ・アメリカ優勝に加え、同大会3度の得点王に輝くなど、華々しいキャリアを歩んできたバティストゥータだが、その代償はあまりにも大きかった。現在は酷使してきた膝の痛みに悩まされ、歩行が困難な状態にあるという。 3年前から膝の激痛に悩まされていたというバティストゥータは、「
失業率が低下しているが賃金の上昇が遅く、物価の上昇ペースも緩やか、という現象が日本だけでなく世界的に起きている。 欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の景気回復に自信を深めているが、賃金と物価が相互に影響を及ぼして上昇していく動きは、以前よりも弱いと首をかしげている。このため、6月8日の記者会見でマリオ・ドラギECB総裁は、早期の金融政策正常化を市場が織り込まないようにけん制した。 一方、英国のインフレ率はイングランド銀行(BOE)の目標値2%を上回っている。だが、これは欧州連合(EU)離脱に関連するポンド下落による輸入価格上昇の影響が大きい。6月20日にマーク・カーニーBOE総裁は、賃金の伸びが弱いため、当面は政策金利を上げずに様子を見ると述べた。 また、米国の失業率は17年ぶりの低水準を示している。インフレの過熱を予防するため、米連邦準備制度理事会(FRB)は6月15日に今年2回目と
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