岡晴夫 1969年「なつかしの歌声」 冒頭に目障りな色文字が付加されておりますが、 貴重な長尺物の高品位な素材と言えるでしょう。 同曲歌唱のカラー映像も別途UPしています。 独特の鼻にかかった歌唱は、「オカッパル節」と 呼ばれ、戦前戦後を通じて全国を風靡しました。 彼は、大正6年に千葉県木更津で生まれました。 東京上野の松坂屋デパート店員出身という庶民性 が歌や人柄にもにじみ出ているように思います。 旅先で作曲家上原げんと氏と知り合ったのが流行 歌手へのスタートの第一歩だったとのことです。 晩年はヒロポン中毒となり、精神的にも不安定な 状態となって、55才の若さで亡くなりました。