◇ 北京五輪開会式:蔡國強の花火のCG問題を推論する――真偽を越えて - I Get Around The Media 楠見清のメディア回游 日本でのネット上での反応としては「北京オリンピック開会式の花火による『巨人の足跡』は本当にCGだったのかどうかを検証してみた」といった検証記事も上げられており、世の中の関心はだまされた感よりも、へえ、あれがCGだったなんて!ウソー!ホントー?という驚嘆に帰着しつつあるようだ。 ただ、ちょっと考えてみれば、そもそも「実はCGでした」という事後報道が中国側から配信されたものだとしたら、それはむしろ中国のCG技術を世界中にプロモーションするという最終目的として企図されていたものだったのではないか、と裏読みしたくなる。 * ここからは僕の私見を交えた上でのさらなる裏読みだが、今回のオリンピックの開会式はもともとスティーヴン・スピルバーグがアーティスティック・