香港警察が公表した、盗難後に見つかったが半分に切られた毛沢東自筆の詩の巻物の写真(2020年10月7日撮影)。(c)ISAAC LAWRENCE / AFP 【10月8日 AFP】香港警察は7日、先月盗難被害にあった、推定300億円以上の価値があるとされる毛沢東(Mao Zedong)自筆の詩の巻物1点が見つかったと発表した。ただし巻物は半分に切られていたという。 警官らは、巻物を扱った人物が「展示しにくい」と判断し、半分に切ったと説明している。 巻物は先月、中国人収集家の符春暁(Fu Chunxiao)氏のアパートから盗まれていた。符氏によると、3人組の窃盗犯が推定50億香港ドル(約680億円)の骨董(こっとう)品多数を奪って逃走。被害額は香港で発生した盗難事件としては史上最大とみられる。 盗難品は古切手や中国本土の文化大革命(Cultural Revolution)時代の品などで、毛筆