以前、オペラが出てくる少女マンガの1つとして、佐々木倫子さんの「動物のお医者さん」のことを話題にしました。このマンガの第101話に、オペラ「トスカ」が出てくるんです。主人公ハムテルを初めとする北大の獣医学生が、エキストラとして「トスカ」に出演し、慣れないためにとんでもない失敗をしてしまうというストーリー。前に話題にしたときの記事から、もう少しくわしい筋書き紹介を引用してみますね。 ふだんは外国に住んでいるハムテルの母親(オペラ歌手)が帰国し、オペラ「トスカ」の舞台に立つことになり、ハムテルたち獣医学部の学生もエキストラ(カヴァラドッシの銃殺刑を執行する兵士たちの役)として出演する、というもの。ただ、低予算の舞台で、しかも事前の打ち合わせも十分でなかったため、いろいろとトラブルが起きて大混乱、という展開です。 たとえば、トスカがスカルピアを殺すシーンで、ナイフが用意されていなかったため、仕方