大日本印刷が業務委託を受けて預かっていた個人情報、863万件以上が、同社の業務委託先の元社員によって不正に持ち出されていた。 大日本印刷は3月12日、同社が業務委託を受けて預かっていた個人情報の一部が、同社の業務委託先の元社員によって不正に持ち出されていたことを明らかにした。持ち出された情報は43社分、計863万7405件に上るという。 同社は2月に、ジャックスから販促用ダイレクトメール(DM)の作成のために預かった「JACCSカード」の会員情報約15万件が、業務委託先の元社員によって持ち出され、インターネット通販詐欺グループに売り渡されてた事実を明らかにしていた。この事件では、会員情報が悪用された結果、49会員、667万2989円分の実害が発生していた。 この件を機に調査を進め、持ち出し容疑者の自宅から押収されたデータを分析したところ、さらなる情報持ち出しが明るみに出たという。 この容疑