2日午後7時50分ごろ、埼玉県深谷市上野台の市道で、生後8カ月の男児を抱いて横断していた同市上原の女性(30)が、女性会社員(54)=同市原郷=運転の乗用車に接触。はずみで男児は約10メートルはねとばされ、頭などを強く打ち死亡した。女性にけがはなかった。 県警深谷署の調べによると、現場は片側2車線の直線道路で、街灯はなく暗い。女性会社員は「いきなり黒いものがぶつかった」などと話しているという。 事故直前、女性の夫(40)が右折待ちの車に追突する事故を起こしたため、夫は車から降り、相手の車の様子を見るため道路を横断。夫は「危ないからこっちにくるな」と呼びかけたが、助手席にいた女性も車から降り、夫の方に行こうとしたところ、はねられたという。