米ニューヨークで記者会見するドナルド・トランプ次期大統領(2017年1月11日撮影)。(c)AFP/DON EMMERT 【1月12日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は、当選後初となった11日の記者会見でも、選挙戦でおなじみの光景となっていた好戦的で支配的な態度を貫いた。自らの成功を自慢し、冗談を飛ばし、自身が敵視するメディアを糾弾する手法だ。 会見場では、同氏が特に面白いジョークを飛ばしたり、痛烈な批判を繰り出したりすると、少数の支持者から歓声や拍手が巻き起こった。 トランプ氏がこの日再び使ったのは、「否定し、けむに巻く」という常套手段だ。 ロシアが大統領選前に米国内の標的に対しサイバー攻撃を実施したことを初めて認めたかと思えば、すかさず選挙で対立候補だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官に対する批判へと話をすり変えた。