「戦闘」と記載された昨年7月11、12日の日報(手前)と上部部隊が作成した「モーニングレポート」=2017年2月9日、町田徳丈撮影 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の陸上自衛隊派遣部隊が作成した日報を巡って、防衛省が情報公開請求に対し「廃棄した」とした後で保管が発覚した問題で、河野克俊統合幕僚長は9日の記者会見で「発見した時点で(稲田朋美)防衛相に報告すべきだった」と謝罪した。一方で、日報にPKOからの撤退に結びつく可能性がある「戦闘」という表現があったことは「(停戦合意など)PKO参加5原則に抵触するかしないかという決断は、政府レベルで決定する。現地部隊が『衝突』や『戦闘』と使おうが、我々が判断する」と述べ、問題視しない姿勢を強調した。 会見で河野氏は、昨年7月11、12日の日報が電子データとして保管してあるのを同12月26日に発見したにもかかわらず、稲田氏への報告が1カ月後の1月