いまや生活必需品の1つになった携帯電話。連絡ツールとしてはもちろん、インターネットにテレビ、ゲーム、カメラなど、機能は多様化の一途をたどり、電話の枠を超えた便利アイテムとなっている。それと共に携帯電話を利用する時間は必然的に増えているが、その分、バッテリーの持ちに物足りなさを感じているユーザーは多い。各メーカーも次世代のバッテリー開発や、省電力で動く仕組みの開発に取り組んでいるが、そうした中、米スタンフォード大学は15歳のインド人少女が発案した、“人間の脈”を電源にした充電システムの研究・開発を始めるという。 インド紙エコノミック・タイムズによると、ニューデリーのセント・マークス上級中学校に通う、9年生のサロジニ・マハジャンさん(15歳)は昨年、“人間の脈”で動く腕時計ができないか、とのアイデアを思いついた。クラスでバカにされるのを恐れ、このアイデアはマハジャンさんの心の中にしまわれていた