[台北 10日 ロイター] 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)AIG.Nは、台湾の生命保険子会社の南山人寿保険を20億─25億米ドルで売却することを検討している。10日付の経済日報が、匿名の関係筋の話として伝えた。 同紙によるとAIGは、当初予定していた南山人寿の発行済み株式49%だけでなく、同社全体を売却する見通し。買い手候補としては、台湾最大の生命保険会社である国泰金融2882.TWや富邦金融2881.TWなどが挙げられている。 富邦金融は先月、オランダ金融グループINGING.ASから、台湾のING生命保険を6億米ドルで取得することを明らかにしている。 AIGは、シティグループC.Nとゴールドマン・サックスGS.Nに対し、南山人寿の売却についてアドバイス依頼したという。