長崎県に大村湾という、海だけど湖みたいな海がある。 そこに通じる海域で、細くて長くて、まったく川にしか見えないところがある。一番細いところはなんと幅10メートル。 そこで塩分濃度を測って 「これは海だ!」 って言うのをやりたい。 (T・斎藤) 上の地図を見るとよくわかるように、まさにどう見ても川だ。 「え?こういうの『川』って言うんじゃないの?」 というかたのために一応説明すると、川は普通、上流は山。ところがこの海域は上流が海なのだ。もちろん下流も海。もっと正確に言えば潮の満ち引きによって流れる方向が変わるので、上流も下流もない。大村湾と佐世保湾とを結ぶ海峡である。 というわけで海なのだが、しかしそうは言っても川っぽいことに変わりはない。地図で見るだけでなく、実際行って見てもたしかに川っぽい。 というわけで行って見て来た。