スピーカーの低域再生能力 - ヘルムホルツ共鳴と過渡歪 - オーディオの科学へ戻る 2003.9.4 更新 本文のスピーカシステムの項にヘルムホルツ共鳴という言葉が出てきたがその原理を高校物理のレベルで説明する。 またその応用としてのバスレフ型スピーカーの原理、密閉型スピーカーとの違い。さらに、スピーカー特有の過渡歪と制動力について述べ、これら2つのタイプのスピーカーシステムの低音再生能力の優劣を論じる。 ヘルムホルツ共鳴の原理 右図 (a) はヘルムホルツ共鳴器の概念図である。 硬い物質で出来た内容量V0 の容器に、長さ l ,断面積 S の細長いいパイプ(ダクト)が開口しているものである。具体的には、鶴頚花瓶あるいはビール瓶を思い浮かべてもらえればよい。 容器およびダクトの内部はもちろん空気で満たされているわけであるが、ダクト部分の空気を、図(b)に示すように、質量 m のピストン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く