日本の大企業が再び輝きを取り戻すには：日経ビジネスオンライン
日本を代表する製造業が軒並み厳しい状況に追い込まれている。例えば、家電産業ではパナソニックは7500億円以上の赤字を2期連続で出し、ソニーはTV事業が8期連続の営業赤字、本体の最終損益も4期連続のマイナスだ。シャープは存続も危ぶまれる状況。2013年3月期決算の業績見通しは、営業赤字が1550億円に、当期赤字は4500億円と2年連続で過去最悪を更新している。シャープは「コンサルなど外部の知恵も集め再建の道を探っている」というが、どう再建するのか。今回は個別分析ではなく、日本企業の復活の道筋にフォーカスして、ブレークスルーパートナーズの赤羽雄二氏に話しを聞いた。 赤羽氏にお願いした理由は、国内外の大企業再建に携わってきた実務者だからだ。コマツの技術者を経て、1986年からはマッキンゼーで韓国LGグループの経営改革に取り組んできた。マッキンゼーでは一般に数カ月から半年程度のプロジェクトが大半を
経営コンサルタントのつぶやき : 戦略コンサルタントの価値
2010年06月11日21:50 カテゴリ 戦略コンサルタントの価値 最初にお断りしておきますが、これから書く内容は私の所属する組織やコンサルティング業界とは関係なく、あくまで個人としての意見です。コンサルティング業界全体やコンサルタント個人全てを説明しているわけではありません。ご了承ください。 そもそもこの文章を書くきっかけは「戦略は付加価値がある」という文章を読んだことにあります。戦略コンサルタントが発したとされるこの言葉にすごく違和感を覚えたわけです。 「戦略」が何を指しているかわからないので、とりあえずここでは「戦略を文書化したもの」を「戦略」として考えます。また、「付加価値」は外部のコンサルタントが関係していることが前提のようですので「ある会社がカネを払うだけの価値を認めること」とします。 まず、戦略に価値があるかないかといえば、ある程度の価値はあります。経営にとって明確な戦略が
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