「世界シェアNo.1」隠れた日本企業のチカラ 国内でそれほど名が知られていないにもかかわらず、グローバルで強い存在感がある企業に迫る。そうした企業群にクローズアップし「地域」や「品目」などで掘り下げると、都市、大企業に偏らない実態がみえてくる。世界トップクラスのシェアを誇る企業は全国に散らばる。全自動イカ釣り機、どら焼きや即席麺の製造装置、水族館向け大型アクリルパネル、特殊な顕微鏡や検査装置など特定分野で技術力がキラリと光る。 事業規模もバラエティーに富み、売上高、従業員数は小粒であっても確固たる地位を築く。設立から間もないにもかかわらず、巧みなマーケティングにより世界でめきめきと頭角を現す企業もある。経営資源が限られる中小・中堅企業は、スピード重視でメリハリある集中投資を進めるのが真骨頂。こうした「世界シェアNo.1」企業のチカラの源泉を探れば、ものづくり復権、地域経済底上げなど日本が抱
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