このうち一般的な日本人が話す英語をネイティブに近い音声に変換できる技術は、日本語と英語を話す際のリズムの違いなどに注目して研究されたということです。 NTTでは、将来的に英語によるテレビ会議システムやプレゼンテーションなどに活用できるようにしたいとしています。 このほか、会話のイントネーションやアクセントの強さやタイミングを推定できるという技術は、話した人の声を変えずにイントネーションなどに変えて、関西弁などさまざまなしゃべり方に変えられることが紹介されました。 NTTコミュニケーション科学基礎研究所の前田英作所長は「こうした音声技術は機械やロボットだけでなく、人間どうしのコミュニケーションでも使われるようになると思う。具体的な計画はまだ決まっていないが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに何らかの形で世の中に出していきたい」と話していました。