ハーブなどとして売られていた危険ドラッグを使ったドライバーによる交通事故が、東京都内でことし11件発生し、ドラッグの鑑定がすでに終わった6件では、1件を除いていずれも、法律の規制が及んでいなかった成分が検出されていたことが分かりました。 人の中枢神経への作用が、大麻より40倍ほど強いとみられる成分もあり、専門家は海外の当局と連携するなどして、迅速に法規制を進めることの必要性を指摘しています。 先月24日に東京の池袋で、ハーブとして売られていた危険ドラッグを使った男が運転する車が暴走し、歩行者8人が死傷した事件などを受けて、警視庁が調べたところ、都内で危険ドラッグを使ったドライバーが起こした交通事故は、ことしに入って人身事故が6件、物損事故が5件の合わせて11件に上っていました。 いずれも3月以降に集中して起きていて、人身事故では3人が亡くなり15人がけがをしています。 警視庁は、それぞれの