チュウベイサンゴヘビ(Micrurus nigrocinctus)。ほかの小さなヘビを食べることも多い。(PHOTOGRAPH BY MATTHIEU BERRONEAU) これまで見たこともないようなヘビが見つかった。場所はメキシコ。だが、森を這っていたわけではない。なんと別のヘビの腹の中から見つかった。(参考記事:「車にひかれたヘビ、実は新種だった、キルギス高地」) このヘビは、学術誌「Journal of Herpetology」に11月27日付けで発表された論文で、新種として記載され、Cenaspis aenigmaという学名を与えられた。ラテン語で「cena」は食事、「aspis」はヘビの一種、「enigma」は謎という意味なので、「謎の食事ヘビ」ということになる。 新種のヘビには、頭骨の形や生殖器、尾の下の模様など、近縁のヘビたちとは異なる独特な特徴がある。 生きて見つかったこ
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