小さい頃何の気なしの夕食の一品としてある日マルシンハンバーグが食卓に並んだ。 幼少の頃ってそれほど食に関心もないし感動もなければ、舌も肥えてない。いわば美味しいかマズイか、好きか嫌いか、くらいの単純なものでしかないものなんだ。 そんな幼少の頃に俺は感動したものが3つある。 ケンタッキーフライドチキン、カルピス原液、そして何を隠そうこのマルシンハンバーグだ。 この3つだけは当初、子供ながらに『こんな美味しいものが世の中にあったのか!』『毎日食べたい!飲みたい!』と思ったものだ。 自由的にも財力的にも、自分で好きなことして遊べる、食べれる、買えるようになった今でも、ケンタッキー、カルピスなどは美味しいとは思うがたまに食べるくらいでいいと思うようになっている。 しかし、子供の頃にそんな自由も財力もなく、そうはいくわけもなかったため、何かあるとそれらを期待していた。 話をもどそう、、、ある日食卓に