それゆけ! カナモリさんとは? グロービスで受講生に愛のムチをふるうマーケティング講師、金森努氏が森羅万象を切るコラム。街歩きや膨大な数の雑誌、書籍などから発掘したニュースを、経営理論と豊富な引き出しでひも解き、人情と感性で味付けする。そんな“金森ワールド”をご堪能下さい。 ※本記事は、GLOBIS.JPにおいて、2009年3月5日に掲載されたものです。金森氏の最新の記事はGLOBIS.JPで読むことができます。 CoCo壱番屋(ココイチ)がこれまで堅調に成長を遂げてこれたのは、人材育成を基盤とした「のれん分け」の仕組みの功績が大きい。嶋田毅氏のコラム「経営理念 第4回 壱番屋『当社にかかわるすべての人々と幸福感を共有すること』」に詳しいが、従業員が独立して店舗を構える「ブルームシステム」により、成長を加速させてきたのだ。 独立を前提として正社員を採用し、店舗でマネジャーへと鍛え上げながら