将棋って、たまに脚光を浴びて世間で流行りそうになったりしますけど、その度にブーム自体が喪失しますよね。 ここ10年くらいの間なら、羽生名人が様々なタイトルを奪取してた頃が将棋ブームのピークだったと思うんですが、そこから将棋人気が持続しそうになると、途端にヒカルの碁とか林葉直子とか羽生将棋64が邪魔しにきたイメージがあります。 あと週刊少年サンデーの歩武の駒とか。 まあ、それでなくとも将棋には地味なイメージが付いて離れませんけど。 つまり、麻雀ほどのドラマ性もなく、チェスほどお洒落でもなく、囲碁ほどチビっ子と集英社に好かれていない将棋。 そういう認識が災いしてかどうかは分かりませんが、レトロゲームコレクターの間でも将棋ソフトは無視される傾向にあるようです。 今回ご紹介する『谷川浩司の将棋指南3』も、まさにそんな境遇の中に埋もれたソフトで、まだ僕が小学6年生だった頃、将棋のルールも