参院議員のアントニオ猪木氏(71)が次世代の党を離党していたことが16日、本紙の取材で明らかになった。次世代の党は衆院選で公示前の20議席から2議席と議席を大きく減らす大惨敗。北朝鮮問題など独自の外交に力を入れる猪木氏とは当初から方向性のズレが指摘されており、猪木氏は「離党届を出したことは事実」と認めた。昨年の参院選で旧日本維新の会を躍進に導いた猪木氏はどこへ向かうのか。 猪木氏の離党は衆院選後、永田町周辺でささやかれていた。この日、猪木氏は本紙の直撃に「離党届を出したことは事実」と明言。衆院選で議席を大きく減らし、幹部が相次いで落選して壊滅状態の次世代の党にとっては大きな打撃となる。 衆院選では知名度を買われ、全国を応援に回った。親交があれば次世代の党にこだわらないのが猪木流。維新の党の松浪健太氏(43=大阪10区)や石関貴史氏(42=群馬2区)を全面的にサポートするなど党派を超えて活動