「サーバーを捨てる」という大胆な宣言を掲げ、クラウド型の新しいホスティングサービスを提供するファーストサーバの「Zenlogic」。前回は社長の村竹昌人氏のインタビューをお届けしたが、今回は開発現場の3人のメンバーに話を聞いた。 データ消失事故がきっかけとなったインフラ刷新 ファーストサーバが2月に発表したZenlogicは、Yahoo! JAPANの構築したIaaS型クラウド基盤を用いた同社の新しいサービスになる。第一弾のZenlogicホスティングでは、1v CPU/1GBメモリの構成で月額2970円(12ヶ月契約時の税抜価格)からリソースコミット型のサーバーを利用できる。しかも、クラウド基盤を採用しているため、CPUやメモリ、ディスクなどのリソースを可変させることが可能になる。 開発側から見ても、重要なのはサービスそのものよりも、サービスを支えるプラットフォームの開発基盤だったという