「俺になんか起きたら、その時に好きなように書けばいい」と遺したメッセージとは映画『仁義なき戦い』シリーズなどで知られる名優、菅原文太がこの世を去った。本誌は昨年の39号(9月17日発売)で菅原のインタビューを掲載、実は当時、記事にしなかった言葉があった。 撮影も終了し、取材場所の部屋を出ようとした菅原が記者を手招きし、「連れション、しようや」と誘った時のことである。そこに至るやりとりは週プレNEWSでもすでに伝えた。(http://wpb.shueisha.co.jp/2014/12/08/40282/) 「俺になんか起きたら読者に伝えておいてよ」ーー本人の希望で、その時は掲載できなかった、メッセージの続きをここに公開する。 ■自分には「弾ぁ、残っとる」と思え 菅原は、トイレの白い壁を見つめ続けていた。そして、おもむろに口を開いた。 「ここ(膀胱[ぼうこう])がおかしくなってから(2007