2013年下半期からじわじわと重版を重ねてきた、松本ハウス『統合失調症がやってきた』(イースト・プレス)と、末井昭『自殺』(朝日出版社)。世間では語ることがタブーになっている「統合失調症」と「自殺」を、それぞれの半生と共に綴っている。統合失調症や自殺を世間話として当たり前のように語れる社会へ、三人の思いがつまったトークショーの模様をお送りする。(構成/山本菜々子) キック どうも、松本ハウスです。よろしくお願いします。 加賀谷 か・が・やでーす!!! よろしくお願いします。 末井 末井です。どうぞよろしくお願いします。 キック 今日は、ぼくたちの本『統合失調症がやってきた』と、末井さんの『自殺』のトークライブということで、沢山のお客さんに集まっていただきました。ありがとうございます。 お互いの本を読んできたので、まずは感想を言いましょうか。末井さんは、白夜書房を立ち上げた「伝説の編集者」と