「アニメスタイル」編集長・小黒祐一郎 抽象化されたアニメのキャラクターでありながら「本当にいる」ように感じられる。それはキャラクターの理想のかたちのひとつである。『涼宮ハルヒの憂鬱』の、あのハルヒダンスが圧倒的な支持を得たのは「よく動いているから」ではなく、よく動いていることによって、キャラクターが「本当にいる」と感じられたためであるはずだ。 『てさぐれ!部活もの』は昨年放映された深夜アニメである。3DCGで作られたシリーズで、4人の女子高生が主人公。会話中心で構成されており、話題となるのが「部活のあるあるネタ」だ。登場人物が、自分がアニメのキャラクターであることを自覚しているという、メタフィクション的な面白さがあり、日常系萌(も)えアニメのように見せかけているが、実は日常系萌えアニメをパロディー化した作品である。 前述したキャラクターの理想について考えるうえで、『てさぐれ!-』は非常に重
現在、日テレにて放送中のアニメ『てさぐれ!部活もの あんこーる』。『てさぐれ!部活もの』は、2013年10月に一期が放送されたCGギャグアニメで、CGを駆使した独特のアニメーションや、キャストのアドリブパート、衝撃的な歌詞のオープニングなどが話題を呼んだ。『あんこーる』は1月から放送開始された2クール目となる作品。今回は、制作の合間を縫って石ダテ コー太郎監督に『あんこーる』製作状況や改名の真意などについてインタビューしてきた。 『てさぐれ!部活もの あんこーる』について石ダテ監督に聞いてみた! ――早速ですが、二期が始まってのお気持ちは。 石ダテ:二期が始まったという感覚もあまりしてないんですよね。ずっと2013年が続いているというか。作品では結愛たちがパラレルな時空になりましたが、現実では僕とたつきくんが一番パラレルな世界にいると思います。 ――制作は一期からずっと続いている感じですか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く