キツネの話題をだすと、必ずエキノコックスの話になるのでこの記事で説明しておこう。 日本でも、北海道でキタキツネのエキノコックスからヒトが感染するというニュースが多く報道されるため、エキノコックス=キツネというイメージが定着しているが、そもそもエキノコックスは犬や猫でも感染するので、野生動物はすべてその可能性を持っている。 エキノコックス:シベリア、南米、地中海地域、中東、中央アジア、アフリカに多い。米国ではミシシッピ川下流域、アラスカ、およびカナダ北西部で見られる。危険因子は牛、羊、豚、鹿との接触、または犬、狼、コヨーテの糞との接触がある。発生は100,000人に1人の割合。 日本では原因となる多包条虫が北海道などの緯度の高い地域(38度以北)に生息している。毎年約20名がエキノコックスに感染しているが、保健衛生指導と犬の定期的な条虫駆除で予防できる。他に生水を飲まない、発生地の沢水や井戸
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