漏れなくぼく達わたし達は、この世の生きづらさに今日も苦しんでいる。 何をしても自信がモテず、異性にモテず、本音をぶつける友人1人いない。 勿論、外面も悪く、コミュ症で、欠陥人間と言ってもいい。 そんなぼくらががせいぜい誇りに思っている物と言えば、欧米かぶれのチョコザイ論理(屁理屈)だけ。 けれど、ぼくらと彼ら大多数では大きな違いが一つある。 原点だ。 彼らには絶対神が居るのだから、とりあえずそこから論理を出発すればいい。 絶対的な尺度で、過ちを犯せば許し、死ねば裁いてくれる。 ところが、ぼくらには絶対的な拠り所が無いもんで、何を基調として、どう生きればいいか分かったもんじゃない。 自由だ自由だと言われるごとに閉塞感を感じる。 そのくせ、宗教には強烈な嫌悪感を感じるときた。全く困ったもんだ。 そこでだ。 大真面目にぼくたちなりの絶対を決めてしまえば、少しは生きやすくなるのではないだろうか。