借入金問題で記者の質問に答えるみんなの党の渡辺代表(中央)(27日午後4時21分、国会で)=吉岡毅撮影 みんなの党の渡辺喜美代表(62)の多額借り入れ問題で、渡辺代表は27日、国会内で記者会見を開き、化粧品販売会社・ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明(よしあき)会長(73)から8億円を借り入れたことを認め、資産報告書を訂正する考えを明らかにした。 ただ、「選挙資金や政治資金としては使っておらず、違法性の認識はない」と改めて主張し、代表を続ける意向を示した。 吉田会長が2012年12月時点で貸付金のうち約5億5300万円が返済されていないと説明した一方、資産等報告書に残高を2億5000万円と記載していた点について、渡辺代表は「事務的ミス。金額を精査して訂正したい」と述べた。 会見では、8億円の使途に質問が集中。渡辺代表は「政治家として生きていくのに必要なもろもろの費用」「政治資金を使うべき