現生種の齧歯類では最大の種であるカピバラ属唯一の種、カピバラ(和名オニテンジクネズミ)は、ひとなつっこく、性格は非常に穏やかで、世界的にペットとしても人気の高い動物である。 大人になると、体長1メートル以上、体重35から65kgにまで成長するカピバラだが、その赤ちゃんは小さくてかわいくて、ああかわいくて、とにかくかわいかったので、世界各国で生まれたカピバラの赤ちゃんを見ていくことにしよう。 カピバラは南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に生息するげっ歯類。長さ5cm以上にもなるタワシのような硬い体毛に覆われている。泳ぎが得意で、前足後足には蜘蛛の巣状の水かきがついている。 群れを成して泳ぎ、捕食動物から身を隠すために水中に5分以上潜ることができる。鼻先だけを水上に出して眠ることもある。原産地のブラジル南部、アルゼンチン北部、ウルグアイのパラナ川流域一帯では、家畜や食糧にする