3月12日に日本代表監督就任して以来、精力的にJリーグの視察を続けるハリルホジッチ。初陣となる27日のチュニジア戦、どんな采配を見せるのだろうか。 「OK、それがどうかしたか?」 今から3週間ほど前、次期日本代表監督としてヴァイッド・ハリルホジッチが理事会に推薦されたことを伝えると、イビチャ・オシムは声のトーンを少し下げて、ことさら無関心を装うような調子で応えたのだった。あなたはどう思いますかという私の問いには、「何もない。というのは巻き込まれたくないからだ。(監督選考問題に自分が関わるのは)適切とは言えない」と返してきた。 その理由を、彼はこう語った。 「そう思うのは日本の新聞には、私が何も言わないのにまるで深くかかわっているかのように書かれているからだ。クラブもそうだが、私は代表監督の人事に関わりたくはない。私は多くの監督をよく知っているし親交もある。彼らと不必要な敵対関係になりたくは
![オシムがハリルJに口を閉ざす理由。メディア不信と、両者の微妙な関係。(田村修一)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d6f2347b31d95b5b7d6baaea7ae20387c33e3ffb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F7%2F-%2Fimg_a7925da68b04ecac17a3ffb651056b32165504.jpg)