グリーが11月13日に発表した7~9月期(2014年6月期第1四半期)の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の353億円、営業利益が同37.9%減の98億円にとどまった。フィーチャーフォン向け課金の減少を、スマートフォンで補い切れなかった。 スマートフォンのコイン(仮想通貨)消費は前四半期から約16億コイン増加し、全体に占める割合は約65%に拡大。コストコントロールの徹底で固定を前四半期から19億円(12%)削減し、営業益は前四半期比で20億円増となった。 ただ、特別損失を52億円計上し、最終利益は同73.5%減の24億円にとどまった。希望退職関連の引当金6億円に加え、国内スタジオ開発のネイティブゲーム関連資産の減損処理35億円などが含まれており、選択と集中によるタイトルの絞り込みにめどを付けたとしている。 減損処理の結果、ゲーム関連資産残高34億円のうち、国内開発ネイティブゲーム資産