ゲームソフト大手6社の中間期(2014年4~9月期)の決算が出そろった。本業のもうけを示す営業利益が前年同期を上回ったのは6社中、4社だった。コーエーテクモ、バンダイナムコ、スクウェア・エニックス、コナミが増益となった一方、セガサミーとカプコンが減益となった(持株会社のホールディングスの記載は省略している)。 このなかでも目立った会社として、前四半期に続いてスクウェア・エニックスをあげておきたい。『ドラゴンクエストX』や『ファイナルファンタジー14』などオンラインゲームに加え、『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』や『スクールガールストライカーズ』などが寄与した。下のグラフは、四半期ベースの営業利益の推移をみたものだが、2013年7-9月期以降、一度も営業赤字となったことがなく、安定した利益を生み出している。経営体制の刷新以降、成果が着実に出ていることが伺える。 スクウェア・エニ